●保湿剤の使い方のコツ
湿疹に塗る薬は、医師に処方してもらうのが、幼い子のアトピー治療の基本だと思います。
保湿剤は、薬と言うよりも、化粧水のように肌を潤したり、外気から守るのが目的です。だから、湿疹がだいたい良くなった頃に、皮膚が正常に戻るまで刺激から保護するために使ったり、湿疹ではないけど、乾燥してカサカサになった肌が荒れていて、かゆみや痛みが出るのを押さえるのが、保湿剤の役目です。
特に、室内の乾燥が進む冬場は、ドライスキンぎみの赤ちゃんやアトピーっ子にはつらい季節です。肌を良い状態にして、トラブルを防ぐためにも、必要に応じて保湿剤を使ってみてくださいね。
保湿剤なら、どれでもいいと言うわけでなく、やはりアトピー肌との相性がありますし、無添加な商品は、においも気になることと思います。
なので、「塗った後で、かゆくなったり、赤くなったりしない」あるいは「翌日、いつもより肌がしっとり潤っている」などの点を、まずは観察してみてください。どれが一番相性がよいのかは、使用しながら見極めてみてくださいね。
●代表的な保湿剤として
ケンコーコムでは、下のような商品が、お子さんに向けによく売れています。左から、、香料などが無添加の馬油、オリーブオイル、ホホバオイルです。いずれも、顔やくちびるにも使える安心素材で出来ていますので、迷われる方は、ここらあたりから試されてはいかがでしょうか。大人の方は、化粧のベースにも使ってもいいですよ。 その他の●馬油へは、こちらから ●植物性油(オリーブオイル・ホホバオイル)へはこちらから
他にも、安価な保湿剤として、ワセリンやグリセリンがあります。ワセリンの場合は、日焼けを起こしやすいので、衣類に隠れる部分に使うのがおすすめです。グリセリンは、手作りの化粧品を作るときにもよく使われる商品です。 ●その他の、ワセリン・グリセリン
●保湿剤の使い方
とにかく風呂上がりすぐに使うのが効果的です。
湿疹用の薬を塗る前、または、薬を塗るときに使った指を使わないよう気を付けながら、保湿剤を塗ってあげましょう。
軟膏もそうですが、保湿剤を塗った部分は、お風呂で石けんを使って、ちゃんと洗い流してから、再度つけるようにしてね。
でも、どうしても乾燥がひどくてつらいときは、毎日石けんで洗わなくてもいいと思います。保湿の回数も、一回だけでなく、肌がパリパリと乾燥しているのに気づいたら、何度か塗ってあげると、本人の体も楽になるし、効果的です。
ただ、日光に当たる部分に塗る薬については、慎重に。場合によっては、かえって油焼けして、よくないことがあるので、しっかりした品質の商品を、様子を見ながら使ってあげてください。
一度封を開けたら、早めに使い切りましょう。前年度の古い薬剤は使わないように。
●保湿剤、お風呂の前に
ガサガサ肌がひどいときには、石けんで洗ったり、風呂にはいることで、タダでさえ少ない皮脂が取れて、ピリピリつらいことがあります。
そんな時には、お風呂に入る20分くらい前に、試しに、ひどく肌が乾燥しているところに、保湿剤を塗ってみるのも一つのやり方です。
少ししっとりさせてから、お風呂にはいることで、多少は楽に、入浴できるかもしれません。
●肌が荒れているときには
いつもよりひどく肌が荒れているときは、せっかく塗った保湿剤が、かえって刺激を与え、皮膚が赤くなったり、かゆみが増したり、
つけたら浸みて痛いと言うこともたまにありますよ。
保湿剤なんだから、いくら塗っても、大丈夫!だなんて過信せず、様子を見ながら塗ってあげて下さいね。
●オリーブーオイル他、液体オイルの使い方
ワンプッシュで手の平に取ったら、少し待って、体温であたため、手の平に伸ばしてから、手の平を、患部を軽く押さえつるように
しながら、少しずつ場所をずらして押さえてなじませ、優しく肌にのせていきます。
ワセリンもそうですが、厚塗りしたからよく効くと言うことではありません。薄く、優しく塗ってあげて下さい。
●馬油へは、こちらから ●植物性油(オリーブオイル・ホホバオイル)へはこちらから
●その他の、オリーブオイル(スキンケア) ●その他の、馬油(スキンケア)商品 ●馬油石鹸
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