●薬を塗るのが嫌なママへ
なんで いちいち 薬なんか塗らないといけないんだろう。
めんどくさい。
なんで私だけこんな面倒を押しつけられるのだろう。
湿疹が悪化しているのを見たらイライラする。
こんな気持ちに、思い当たる節はありませんか?
私も一人目の子育ての時は、薬を塗る時間は苦痛でしかありませんでした。
でも、ある時から気がついたのです。
お風呂上がりに薬を塗ってやるとき、子供がくすぐったそうにしながらも、嬉しそうな顔をするのを。
「あーあー、また湿疹が増えてる」と、ママが顔をしかめながら薬を塗ると、子供は罪悪感で
悲しくなります。
自分の病気のせいで、ママが不機嫌だったり、つらいのが何となくわかるから。
ところが、
「あっ、ここにも塗っておこうね。早く治るといいね」と、ニコニコしながら塗るとどうでしょうか?
すると、薬を塗るという行為が、お子さんへのスキンシップの時間へと変わるのです。
ためしに、笑顔で話しかけながら薬を塗ってみてください。
お子さんは、嬉しそうな顔をしていませんか?
たとえ薬を塗るという行為でも、ママにかまってもらい、世話をしてもらうのが子供は嬉しいのです。
ほめられていなくても、ママが楽しそうな顔をしているだけで、子供はウキウキしてくるのです。
特に、したに赤ちゃんがいて、普段甘えたい気持ちを我慢している幼児は、自分だけにママがかまってくれることが心から嬉しいのです。
だから例えば、保湿剤を塗ってあげるときには、両手の平で伸ばし、よくあたためた保湿剤を、ほっぺや腕に塗るだけでなく、しばらく両手で覆ってあげてみてください。( この場合、指にステロイドなどが付いていない状態でやって下さいね。薬は別々の指で、弱い効果のものから塗るのが原則です。詳しくは、下のリンクからどうぞ)
手の平でしばらくパックすると、保湿効果も高まりますし、なにより、ママの温かい手でぎゅっと覆ってもらった子供は、幸せな気持ちになりますよ。
薬や保湿剤を塗る時間を、義務感でイヤイヤするのではなく、愛情でつつんで、楽しいスキンシップの時間に変えてみませんか?
スキンシップについて以前書いたこと 薬の塗り方について
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