アトピークッキングには、あっさりした和食が合います。そこで、だしや野菜素材本来の味が引き立つ、製造方法や原料にこだわった、ちゃんとした調味料を使うのが、おいしく作るための秘訣ですよ。
醤油(しょうゆ)
しょうゆの選び方について
大豆がOKなら、国産大豆、または、(外国産)有機栽培大豆を原材料に使って、昔ながらの製法で、時間をかけて熟成させたお醤油がおすすめです。
と言うのも、一般的な外国産の大豆は、輸入の過程で虫がわかないよう、ポストハーベスト(収穫後の農薬散布)などをを施されて、船便で時間をかけて輸入される事が多いからです。
今では、収穫までに手間がかかる国産の大豆は、大豆の総生産量の一割にも満たない貴重品ですので、あまり出回っていませんし、どうしてもその分だけしょうゆの単価は上がりますが、これは安心料だと思って買い、その分、無駄にしないよう、大切に使いませんか?
もしくは、(外国産の)有機栽培大豆を原材料に利用した商品をチェックしてみてください。特別に「国産の有機栽培」と表示されていない場合は、輸入品の可能性が高いと思いますが、こちらも、輸入時に配慮があるので、一般品よりも安心です。
一般的なしょうゆは短期間に生産されて出荷されていきますが、昔ながらの製法で作る場合は、時に、数年かけて熟成する場合もあります。そこで、出荷までに費やした時間や素材へのこだわりによって、味も値段もかなり様々になっています。
スーパーの安売りに慣れた目には、高いなぁと感じるかもしれませんが、本物志向のしょうゆは、ほんの少量でもうま味が濃いから、おひたしや煮物に少し使うだけで、大変おいしいので、ぜひ一度はお買い求め下さい。天然発酵食品を利用することは、アトピーっ子の体のためにもいいのです。
ご予算に応じて、お好みの物をいろいろ試してみたらいいと思います。
そして、醤油のような、重くて運搬に気を使う商品は、通販が便利ですよ。
ただし、暑い時期は、本物志向のお醤油ほど、開封後は冷蔵庫での保存がおすすめ。
まれにカビが生える事があるからです。小家族なら、短期間に使い切るよう、使い慣れるまでは1L以下の小瓶で買うか、冷蔵庫に入る小瓶につぎ分けてから保管するといいですよ。
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