梅は、体にいいとっても発酵食品です。植物性の乳酸菌を、こんな素材からしっかり摂って、元気な腸環境を作って、アトピーも良くしちゃいましょう。
なのに一般的な市販品には、着色されているものや、発酵を止める処理をされているものも多いんです。
自分で作るのが一番だけど無理なら、ちゃんと酸っぱくて、菌が生きている、ここでご紹介するような、ちゃんとした梅干しをどうぞ。
細かく刻んで、毎日のご飯やおかゆに加えて炊き込んでもいいし、塩を少し控えて煮物に入れてもうま味を足しておいしいよ。
定期的に食べさせてあげましょう。
アトピーっ子に優しい食べ方をご紹介している食べ物メルマガより、白玉粉のような米の粉や、小麦粉を使って出来る、簡単なアトピーっ子向けおやつレシピを二つ、ご紹介しますね。
大福もちレシピ
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卵も牛乳も使わなくても、和菓子ならOK!
甘さ控えめの、大福もちを手作りしてみませんか?蒸し器や鍋で本格的に作ると、もち類の後かたづけは、大変なんですが、
レンジを利用すれば、短時間に出来て、気軽に挑戦できますよ。
今回は、簡単に作れるよう、市販のあんこを使いました。とりわけ過敏な子でない限り、国産小豆使用で、袋裏の表示に、
原材料が「あずき・砂糖・食塩」とだけ書いてある商品を使えば、問題はないと思います。
アトピーっ子向けに、生地に砂糖を加えないレシピにしましたが、どうしても物足りない場合は、砂糖を大さじ 1〜2加え
てください。
良質のもち粉を選んで作ると、かなりおいしいです。
★写真は、小粒のいちごを、あんこでくるんでから皮でくるみ、いちご大福にしています。
材料
白玉粉(出来れば、もち粉)
200g
水 220cc程度
あんこ 200g
塩 耳かき2杯程度
片栗粉 適量
作り方
・大きな皿に、片栗粉を底が見えないほど多めにふっておきます。
・あんこを8〜10等分に分け、丸めておきます。
・大きめのどんぶりなどに、粉、(砂糖)、塩を入れ、分量の水を加えて、大きめのスプーンなどで、よーーく混ぜ合わせ、
すくって落とすと、トロトロ流れ落ちるような、なめらかで柔らかい生地にします。
・レンジでまずは、1分チンし、取り出して、よく混ぜます。
・また1分チンして、均等な固さになるよう、同様にしっかり混ぜます。
・ここからは、30秒ごとに取り出して、よく混ぜます。生地が透明感を帯びた色になってくるはずですから、よく見てね。
全体的にむらなく透明になったら出来上がりです。うちのレンジで、3分30秒ほどです。
最後は粘りが出て、かなり力がかかりますが、しっかり練って下さいね。どうにもも固くなりすぎたら、途中からでもOK
ですから、10〜20cc水を足して、全体をよく混ぜると柔らかくなります。
・片栗粉の入った皿に、出来た生地をスプーンですくって流し込みます。
・手に片栗粉を軽くつけ、生地を8〜10等分にし、1センチ程度の厚みの円形に伸ばしてから、あんをのせ、生地を引っ
張るようにしながら、中央に生地を集めて丸くくるみ、指でつまむようにして合わせ、丸く大福型に加工します。
手にもちがくっつくようなら、一度片栗粉の上で、丸くなった生地を転がしてから、手で形を整えるときれいに出来ます。
●多めに作ったら、ラップなどで覆って、冷凍庫へ入れ、後日のおやつにしましょう。自然解凍すれば、作りたてのおいしさです。
●もちがついた、使用後のどんぶりは、水(出来れば、お湯)に、しばらくつけておくと、簡単に洗えます。
●レンジで作ると、早く固くなるので、出来たてを食べてみてね。ふわふわの大福もちです。子供に手元を見せて教え、
あんこを包ませてあげると喜びますよ。
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ココナツクッキー・
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卵と牛乳を使わない、簡単に作れる、ココナツクッキーをご紹介
します。
これは、上の話と関連して、アトピーっ子向けのひな祭りなどの、ちょっとした子供達の集まりで、よその子と我が子が、
一緒に楽しく同じものを食べてもらうためにと、考えてみました。
ココナツは、牛乳に似た風味を持つので、アトピーっ子用に利用されたことがある方もいらっしゃると思います。
液体のココナツミルクは、少量を料理に使うと、コクが出て、おいしいものです。
でも、ゴマと同様に、脂肪分がとっても多いので、例え、アレルゲンでなくても、安易に牛乳の代用にして、食べさせ過ぎ
ないよう気をつけてくださいね。
たまに食べるから、とってもおいしい・・・と言う感覚で、甘いクッキーを作るくらいが、アトピーっ子には、ちょうどいいと思います。
本文では、フライパンで作る、より簡単な手作りもご紹介しています。
ブログでも、写真をUPしていますので、ご覧になってね。
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★オーブン焼きクッキー(食べられるまでに、約40分)★
材料 約 10個分
ココナツ 大さじ3(スーパーの製菓コーナーなどでも手に入ります。
写真は、よりカットが細かい、ココナツファインで作っています。)
小麦粉 大さじ6
水 40cc
砂糖 小さじ1.5(よそのお子さん向けに、普通に甘いのが良ければ、小さじ2)
油 小さじ 1
お好みで、有機栽培ノンオイルレーズン 適量
作り方
・レーズン以外の材料をボールに入れて、よく混ぜ合わせる。
・オーブンのトレーに、こびりつきを防ぐ、クッキングシートを載せ、ここへ間隔を開
けながら、大きめスプーンで、タネを出来るだけ丸くなるよう、8〜10個、ポトンと
落とします。
・レーズンを入れる場合は、写真のように、レーズンを数粒、埋め込むように押し込み
ます。
・プレートを入れたら、オーブンを190度、20分に設定し、予熱なしで焼き上げま
す。
・出来たては、フワフワします。少し冷めてから食べると、外がカリッとしたクッキー
の出来上がりです。
・くず湯の作り方
本くず粉を使えば、制限が多い子でもOKです。くずの根は、カゼの妙薬 葛根湯の
主原料。体を温めてくれる滋養の高いでんぷん粉です。じんましんにも効くと言われ
ています。赤ちゃんの離乳食の補助食としてもどうぞ。
●赤ちゃん用に、ちゃんと鍋で作る場合
くず粉 大さじ1程度に、水3/4Cを加えよく混ぜて、粉が溶けてから中火にかけ、透明になるまで、かき回しながらよく煮ます。甘味は、砂糖の他には、お腹に優しいてんさい糖などがピッタリ。はちみつ以外を使って下さい。
●幼児に飲み物として作る場合
コップにくず粉を大さじ 1程度加え、ハチミツまたは、大さじ 1/2程度のごく少量の水で溶いておきます。ここへ沸騰したお湯を少しずつかき混ぜながら1/2C程度加え、さらによく混ぜます。透明になればOKですが、白く濁ったままの場合は温度が足りなかったので、最低限レンジでチンしてかき混ぜ、透明になったらOK。お好みでお好きな甘味や、ショウガのしぼり汁を加えます。
詳しくは、メルマガでもどうぞ。
小麦の食事制限の指導を受けていた頃に、私は、ちょうど妊娠中でした。
食欲のセーブが ただでさえ難しいこの時期に、アレも食べられない、これも食べられない状況は、
根が食いしん坊の私には、とってもとっても、つらかったのです。
そんな時に、アトピー仲間から教えてもらったのが、天然酵母のパンのお話し。牛乳や卵を使わ
なくても、粉に砂糖と塩を加えるだけで、とてもおいしく作れるのよと聞いたのです。
よし!小麦の制限が取れたら、絶対、絶対!自分で作るぞ。食ってやる〜〜〜〜!
パンも麺も制限されて、私の我慢も限界に来ていましたから、早々と天然酵母の本を買ってきて
毎日のように、よだれをたらしながら読み込みました。
そのうち我慢できなくなり、ヒエかアワの粉で、適当に作りました。なにせ、パンなんて作ったことも
ない「ド」のつく 素人ですし、そもそもふんわり、ふっくら作るために必要なグルテンの含有量が
全然足りない、雑穀粉のような素材を使って作るのですから、まともなパンが出来るハズもありません。
出来上がりはぺちゃんこで、しかも、ガチンコに固い代物でした。
でも、おいしかったのです。「パンだ、パンだ。」と喜ぶ子供の顔を見ながら食べると、自分の心も
嬉しくて、パンを食べた満足感でいっぱいになりました。
だから思うのです。職人さんが作ったパンはおいしい♪でも、ヘタに作っても、出来たてのパンは
それなりにおいしいものだし、何よりも、子供はママが作ったへたくそパンで、十分に心もお腹も、
満たされて、喜んでくれるんだなと。
そこで、今回は、卵と牛乳を使わず作る、「天然酵母パン」と、「イースト菌パン」、そして、強力粉よりも
お腹に優しい薄力粉でもおいしく作れる「蒸しパン」の三種類をまとめてご紹介します。
パンの発酵の過程には、いろんな作り方があると思うのですが、パン作りが初めての人にも気軽に
作ってもらえるよう、ベンチタイムは省いて、待ち時間を減らしています。
ただし、卵も乳製品も油類も控えて作るので、時間と共に、どうしても固くなってしまいがちです。
少し熱いうちに、ビニール袋に入れて、パンの乾燥を防ぎながらさますのもいいやり方だと思います。
また、固くなってしまったら、トーストやレンジで加熱してからお召し上がり下さいね。
特に雑穀粉での作り方は載せていませんが、それなりに作れますので、小麦粉がダメな場合は
使える粉を利用して、同様に作ってみてください。
それでも、やはりコツと言うものがありますから、腕をあげるまでは、思ったほどおいしく作れないこと
もあります。ただ、焼きたてはおいしいですから、そんな時は、焼きたての香ばしさを楽しむつもりで、
さっさと食べてしまうか、スープに浸して食べるのもいいと思います。
これからは気温も上がって、常温でも簡単にパンがふくらむから、パン作りの初心者さんでも、
手作りパンが作りやすく、とても気軽に始めることが出来ますよ。
どうぞ市販のパンを食べられないお子さんのために、ぜひ手作りしてあげてください。きっと、
我が家みたいに、大喜びしてくれますよ。 ●国産小麦粉
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