寒くなると汁物がおいしいですね。
旬の素材や、相性のいい素材を少し書いてみました。参考にしてもらって、出来るだけ毎日、具のたくさん入った汁物を作り、食物繊維やミネラルを補いましょう。
また、乾物を使って簡単に作れる汁物もご紹介しますね。

乾物を利用した薬膳風スープ もずくでミネラルたっぷりなスープ めかぶで即席のすまし汁
豆腐、あげ、豚肉、鶏肉
ジャガイモ、サツマイモ、里芋、長イモ、かぼちゃ、ゴボウ、にんじん、大根、レンコン、かぶ
タマネギ、なす、冬瓜
そうめん、小麦粉や白玉のだんご、春雨、ふ
小松菜、キャベツ、白菜、豆苗、もやし、パクチョイ・チンゲンサイなどの中華系青菜
わかめ、もずく、長ひじき、キノコ類・・・食物繊維やカルシウムが摂れるよ。
ネギ、にら、三つ葉、かいわれ大根、春菊、アルファルファなどのスプラウト類
これらを例えば、
「ジャガイモ、あげ、玉ねぎ、わかめ、ネギ」、「里芋、鶏肉、ゴボウ、にんじん、大根、しめじ、ネギ」
などのみそ汁や、「小松菜、豆腐、にんじん、ゴボウ、もやし、糸こんにゃく」などのけんちん汁のように、
3~5種類を組み合わせて具にすれば、調理の手を省きながら、野菜がしっかり摂れる汁物にすること
が出来ますよ。
赤ちゃん向けには、具を切るときに、素材の一部を細かく切って、別鍋に入れ、それを煮込んで柔らかくして
から、汁物、煮物、おじやなどに作ります。鍋を二つ並べて煮ていくだけだから、案外簡単に作れますよ。
だしは、いりこ、または、入り干し、かつおぶし粉、昆布、干ししいたけなどのような天然だしを単独、または、
複数組み合わせて作ります。3月号で詳しく、方法などは載せました。
または、化学調味料の使用に配慮がある和風だしを利用してみてください。(おすすめ商品でも和風だしの項
目で、紹介しています)
豆腐、豚肉、鶏肉、
にんじん、ラディッシュ、タマネギ、なす、冬瓜、セロリ、かぶ、ジャガイモ、長イモ、かぼちゃ
春雨、ビーフン、スパゲティ、マカロニ、トマトの水煮缶詰
小松菜、キャベツ、白菜、豆苗、もやし、セロリ、フェンネル、パクチョイ、チンゲンサイなどの中華系青菜
わかめ、もずく、長ひじき、キノコ類(しいたけ、しめじなど)、白きくらげ、糸寒天
・・・食物繊維やカルシウムが摂れるよ。
ネギ、にら、三つ葉、かいわれ大根、春菊、アルファルファなどのスプラウト類
例えば、中華スープなら、3~5種類程度の具を使って、
「鶏肉、小松菜、シイタケ、春雨、ネギ」、「豆腐、わかめ、糸寒天、ゴマ、三つ葉」などのスープを
作ってみてね。
また、
だしのベースは、制限が多い場合は、30分以上(出来れば、一晩程度)水に浸して、十分うま味を出した
干ししいたけの戻し汁&昆布で作ってみてください。
または、脂が少ない、ささみや胸肉を、20分程度煮込むか、保温調理鍋を使って、スープベースを作る
と簡単でおいしいです。
さっぱりとした仕上がりで食べられる、化学調味料の使用に配慮があるコンソメ(おすすめ商品でもコンソメ
の項目で紹介しています)を利用するのもおすすめです。
たくさんの種類の旬の野菜を加え、保温調理鍋で、時間をかけて煮ておくと、栄養的にも優れていますし、
何より、いろんなうま味が解け合って、大変おいしく作れます。ぜひ試してみてくださいね。
●乾物を利用した薬膳風スープ
金針菜独特の風味でいただく、さっぱりしたスープです。金針菜と白きくらげの薬膳コンビで いただくと、いかにも栄養詰まってるよぉ~って感じです。
保温調理鍋を使わない場合は、アクを時々取りながら、中火でコトコト、2~30分煮てください。

◇◆ 材料 ◇◆
金針菜 30g 水 1.5C 白きくらげ 10g しいたけ 2枚 酒 1/4C にんじん 1/2本 タマネギ 1/2個 鶏肉 80g(ダメな場合は、豚肉の赤身でもOK) ショウガ ひとかけら 塩 小さじ 1/2
◇◆ 作り方 ◇◆
・干ししいたけを水洗いして、2Cの水を加えて、30分以上漬けてもどす。
・金針菜は、10分程度、たっぷりの水に浸して、少しふやかす。
・少し柔らかくなったら、水を替えながらよく洗って汚れを落とし、分量の水に、30分ほど漬ける。
・白きくらげを、たっぷりの水に10分ほど漬けてもどし、水を替えてよく洗い、ざるにあけて水を切る。
・鶏肉は食べやすい大きさに、にんじんは細切りに、タマネギも薄くスライスする。
・ショウガは、ごく細く刻むか、すり下ろして加えてください。
・金針菜が柔らかくなったら、固い軸の部分があれば、手でぷちっと むしり取っていく。終わったら まとめて置き、2~3カ所を切って、子供が食べやすい長さにする。(1、2センチ程度に細かく切ってもいいよ)
・保温調理鍋に、素材と調味料を全て、水 2Cを加えて、1分ほど沸騰させてから、保温器に入れ 30~1時間程度置く。
・保温器から出して再沸騰させ、味を見て、薄いようなら、塩を少しずつ足して好みの味にする。
野菜については、大根やゴボウなどのあり合わせを入れてもいいし、仕上げにネギを加えて 風味を変えてもおいしい。干ししいたけと、金針菜のダブルのだしで、おいしい煮物です。
朝ちょっとの手間で作れる、栄養満点な すまし汁です。酢を少し使って、カルシウム
を摂取しやすくしてあげましょう。酸味のきいた味がお好きなお宅は、もう少し加えても
いいよ。
●長芋が使えない場合は、器に直接めかぶとかつおぶしを適量つまんで入れ、お湯を注いで
しょうゆと塩で味を調えます。←ものすごく簡単!

材料
長イモ 5センチ
めかぶ ビンポン球大 水 3C かつおぶし粉末 大さじ 2/3 (または、かつおぶし) しょうゆ 小さじ 1 みりん 小さじ 1(使えなければ、なくてもOK) 塩 適量 酢 小さじ 1/2~1
作り方
・鍋に水を入れ、みりんとしょうゆを加えて、中火にかけます。
・沸騰するまでの間に、長イモをさっと洗って、皮をピーラーなどでむき、すり下ろす。
・沸騰したら、めかぶ、長イモ、かつおぶし粉(花かつおを手でもんで、細かく砕きながら 入れてもいいよ)を手早く入れて、よく混ぜ、酢、塩 小さじ 1/3も加えて、味見しなが ら、塩をお好みの辛さになるまで足します。
・しばらく再沸騰させたら、出来上がりです。
●里芋や長イモは、少し酢を加えることで、白く仕上がりますし。のどへの違和感が 減ります。
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